step1.角質層にうるおいを与える化粧水選び

Supervision
納先生
【監修医】おさめスキンクリニック 納さつき 先生
納先生

【日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士】
所属学会:日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本肥満学会、など

トラブルのない健康なお肌を保つため、診察・カウンセリングを重視し、クリニックへ訪れる患者さん1人ひとりに寄り添う治療を提供するおさめスキンクリニック。その院長である納さつき先生は、肌荒れやニキビ、アレルギー、アトピー、乾癬などの悩みに対し、皮膚科専門医としての豊富な知識を、患者さん1人だけでなく家族全員が笑顔になれる医療を提供している。

敏感肌のスキンケアに最適な保湿成分

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敏感肌の方が化粧水を選ぶ際は、まず「角質層に潤いを届けられるか」どうかに着目してみてください。本来、健康な肌が水分を保っているのは、肌表面の皮脂や角質層の細胞に含まれるアミノ酸などの天然保湿成分です。しっかりと水分が保たれているお肌はバリア機能が高まり、刺激に影響を受けにくくなります。反対に敏感肌では、自ら肌に水分を溜め込む「潤い成分」が十分に作れなかったり、溜め込む機能自体が低下したりするため、バリア機能が弱まってしまうのです。
肌トラブルを防ぐためには、肌の表面だけをカバーし保湿する成分ではなく、しっかりと角質層にまで浸透して潤いを与える成分を、日頃から補うのが理想的です。角質層で作用して潤いを保持するのに期待できる成分を探してみましょう。

角質層にうるおいを与える美容成分たち
  • プラセンタ

    動物の胎盤から抽出したエキスで、美肌の元となるアミノ酸、ミネラル、ビタミン、酵素などを豊富に含みます。優れた保湿作用をはじめ、ハリアップ、シミ対策、揺らぎやすい季節の肌質改善にも有望な成分。医療の現場でも幅広く使われています。

  • ヒアルロン酸

    1gで6リットルもの水分保持力を持ち、角質層の水分量を高めながら、肌のなめらかさやハリを保つ保護膜を作ります。体内で生成できる成分ですが、加齢とともに減少。

  • 低分子コラーゲン

    人の肌の奥深く真皮に存在して、肌のハリを保つのに欠かせない成分です。ヒアルロン酸と同様、加齢とともに減少してたるみの原因に。化粧水には、粒子の細かい低分子化されたのものが最適です。

  • 植物成分

    ラベンダーエキス、シソエキス、ユズセラミドなど、敏感肌のケアには刺激の少ない植物エキスも良いですよ。抗炎症、抗老化、収れん等、目的に合わせて選びましょう。

クレンジングでしっかりと角質ケアをして、浸透力を高める

角質層にうるおいを届けるためには、お肌の表面にある角質を除去してあげる必要があります。健康な肌では角質は一定期間で生まれ変わる(ターンオーバー)状態です。ですが、敏感肌などバランスを崩しがちなお肌の場合、うまくターンオーバーができずに角質が溜まっていくのです。その状態では、いくら化粧水に素晴らしい成分が含まれていたとしても、角質層にまで届かない状態となってしまいます。

角質ケアといっても、ピーリングやゴマ―ジュなどの刺激が強いアイテムを使用する必要はありません。ジェルクレンジングやクリームクレンジングなど、優しくマッサージをしてあげられるクレンジングを使用し、毎日しっかりとスキンケアをしてあげるだけでOKです。角質層まで「届く」環境を整えてあげることが、敏感肌ケアの第一歩ともいえます。