column2.化粧品・薬用化粧品・医薬部外品ならどれを選ぶ?

Supervision
納先生
【監修医】おさめスキンクリニック 納さつき 先生
納先生

【日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士】
所属学会:日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本肥満学会、など

トラブルのない健康なお肌を保つため、診察・カウンセリングを重視し、クリニックへ訪れる患者さん1人ひとりに寄り添う治療を提供するおさめスキンクリニック。その院長である納さつき先生は、肌荒れやニキビ、アレルギー、アトピー、乾癬などの悩みに対し、皮膚科専門医としての豊富な知識を、患者さん1人だけでなく家族全員が笑顔になれる医療を提供している。

薬用化粧品と医薬部外品の違いって?敏感肌コスメの選び方のコツ

一般的なスキンケア用品には、医薬品、医薬部外品、化粧品の3種類があります。敏感肌の方は、どのコスメを選べば良いのでしょう?それぞれの違いを見ていきましょう。

  • 医薬品‥医薬的効果のある成分が配合されており、病気などの治療・予防の目的で使われている製品。
  • 医薬部外品(薬用化粧品)‥医薬品と化粧品の中間にあたるもので、治療目的ではないが医薬品に近い効果がある製品。有効成分が定められた量が配合されていることが条件。
  • 化粧品‥保湿や清浄など、肌を健やかに保つ目的で使用される製品。効果がゆるやか。

これらの分類は、医薬品医療機器等法によって定められているものです。薬機法の下、医薬品、医薬部外品、薬用化粧品かどうかは、どの製品も必ずパッケージに記載されています。最近よく耳にする「薬用化粧品」は、医薬部外品と同類です。

低刺激かどうかという観点では、どれが優れているとは一概にはいえません。敏感肌用につくられていればある程度は安全と考えられますが、薬用化粧品や医薬部外品はいわゆる「薬」の範疇のため、思わぬ副作用がないとは言い切れません。

ただし敏感肌の肌質改善として考えれば、「薬用化粧品」や「医薬部外品」がおすすめです。厚生労働省から許可された有効成分が、一定の濃度で配合されているため、市販の化粧品よりいち早く有効成分を肌に届けてくれます。

最も効果の高い医薬品も、ドラッグストアなどで処方箋なしで購入することができますが、それは主にワセリンや保湿外用剤などです。肌荒れのケアと美容効果も求めるのでしたら、日常的に使う化粧品は、医薬部外品か化粧品を選択すれば十分だといえます。

また、化粧品は医薬品医療機器等法において全成分表示が義務づけられていますが、医薬品と医薬部外品は業界団体の自主的な基準で成分表示が行えるようになっています。絶対に全成分を見て選びたいという方は、化粧水を選ぶのも1つの手かもしれません。

薬用化粧品(医薬部外品)の敏感肌コスメには、どんな製品があるの?

薬用化粧品は、有効成分がより多く配合されているため、刺激が強いのではと心配される方もいるかもしれません。もちろん「薬」ですので完全に安全であるとはいえませんし、副作用の可能性も否定できません。とはいえ、医薬品医療機器等法の基準に基づいたエビデンスと、厚生労働省による審査承認のもとでつくられているという安心感があるのも事実です。どうしても気になる場合は、パッチテストを行う、サンプルから使用するなど工夫をしてみてください。

人気の敏感肌用コスメの中ですと、キュレル、NOV、アトレージュAD+などがそれにあたります。数多くの薬用化粧品があるので、本気で肌質を改善したい方は、ぜひ自分の肌に合うものを探してみてくださいね。