step3.お肌を健やかにする化粧水選び

Supervision
納先生
【監修医】おさめスキンクリニック 納さつき 先生
納先生

【日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士】
所属学会:日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本肥満学会、など

トラブルのない健康なお肌を保つため、診察・カウンセリングを重視し、クリニックへ訪れる患者さん1人ひとりに寄り添う治療を提供するおさめスキンクリニック。その院長である納さつき先生は、肌荒れやニキビ、アレルギー、アトピー、乾癬などの悩みに対し、皮膚科専門医としての豊富な知識を、患者さん1人だけでなく家族全員が笑顔になれる医療を提供している。

グリチル酸2Kなど、敏感肌の化粧水には抗炎症成分も欠かせない

季節の変わり目や、ちょっとした刺激で肌荒れを起こしてしまう敏感肌の方には、保湿をしながら、炎症も鎮めてくれる化粧水が最適です。ピリピリや赤みなどの炎症が起きている間は、余計なお手入れはしないことも大事ですが、敏感肌専用に作られた化粧水を使うことで、数日で炎症がおさまるケースもあります。敏感肌用の化粧水には、主に次のような成分が配合されています。

抗炎症成分

ローズマリーや甘草など、植物から抽出したエキスに多く含まれる炎症を抑える成分。赤み、ピリピリ、かゆみなどを鎮静させたり、肌荒れを予防する作用があります。医療現場でアトピーや皮膚炎の治療に使われたり、頭皮トラブルの改善などにも幅広く使われています。

抗菌成分

ニキビ対策コスメによく使われる成分で、皮膚上に存在する菌の繁殖を防いだり、皮脂の分泌を抑える役割があります。脂性敏感肌の方にとくにおすすめ。

抗酸化成分

アンチエイジングコスメに多く配合されているのが、肌の老化(=酸化)を抑制する成分。加齢による肌機能の低下を抑えたり、ストレスなどによる肌への悪影響も和らげる作用もあるので、敏感肌のケアにも有効です。ただし、抗酸化成分の中には、刺激の強い成分もあるので、植物由来の成分を選ぶようにしましょう。

敏感肌のケアで注目の抗炎症成分がグリチル酸2K

肌の炎症を抑える成分には、さまざまなものがありますが、中でも優れた抗炎症作用を持つのが、「グリチル酸2K」です。グリチル酸は、鎮痛や解毒作用のある漢方薬として古くから親しまれている、甘草の根や茎から抽出した成分のこと。

より水に溶けやすくしたものが、グリチル酸2Kで、甘草エキスとも同成分と考えられます。植物由来のため、肌への刺激は少なく、抗炎症作用が高いことから、皮膚炎の治療など、医薬品にも多く配合されています。医薬品と比較して低い濃度での配合にはなりますが、市販の化粧水にも使用されている成分ですので、肌荒れがひどい方は、ぜひチェックしてみて下さい。